事務所を借りるメリット

2024年04月17日

税理士として開業するにあたり、一番悩んだことは事務所をどこにするかということでした。
自宅を事務所にするのか、自宅以外に事務所を設けるのか。

それぞれのメリット、デメリットを考えました。

自宅を事務所にした場合
メリット
1 家賃等の固定費が不要
2 通勤時間がない
3 いつも家族のそばにいられる
デメリット
1 事務所用スペースが確保しにくい
2 仕事に集中できないかもしれない
3 来客時に対応する場所がない
4 顧客の個人情報保護等の対策が難しい

事務所を借りた場合
メリット
1 仕事に集中できる
2 来客時に応対しやすい
3 自宅が駅から遠く、街中に事務所を出すと集客しやすい
4 顧客の個人情報管理がしやすい
デメリット
1 家賃の支払い等で固定費が多くかかる
2 通勤時間、交通費がかかる
3 家族と関わる時間が少なくなる

デメリットとして、一番大きいと感じたのは家賃の支払いです。
起業当初に大きな赤字を出すと経営を圧迫します。

結果的に、街中に事務所を構えることにしました

その理由
当初は、固定費がかかっても、楽な方法、やりたい方法でやるのがいい。
事務所があれば、お客さんが来やすい。
事務所で仕事をする時間を少なくすることで、家族と過ごす時間は確保できる。


退職前に、事務所として借りられる物件を探して回りました。

古くて崩れそうな物件。
あまりにも狭すぎる極小物件。
築浅、駅近、割安だが、幹線道路と線路の間で、騒音と振動が激しい物件。

なかなか、適当な物件が見つかりません。

そして、数件目の不動産屋で、手ごろな物件がありました。
駅から徒歩3分、築25年、家賃4万円のアパートで、事務所としての使用OKとのことでした。

事務所として借りるためには敷金、礼金、仲介手数料など30万円近くの初期費用が必要でしたが、家賃が安いことが魅力でした。実際に稼働し始めて、やはり家賃の負担は大きいと感じています。

駅の近くという立地条件は、コロナ禍もありオンラインで業務を行っているので事務所にお客さんが来ることもなく、駅近ということのメリットは感じていません。

メリットとして、仕事に集中できたり、家から離れることで気分転換になるというのは案外大きいかもしれません。